辛い「足の不調」は整形外科に相談を!
足は足底やかかと、足首などの器官で構成され、体重を支えるなどの大切な役割を担っています。それだけに、どこかに不調が生じると、体全体の健康に悪影響が及ぶ可能性も否定できません。今回は足に現れやすい痛みの種類や病気、整形外科における足の治療についてご紹介していきます。

CHECK!痛みのチェック項目
足は体の中でもよく動かす場所で、怪我をしたり疲労が蓄積されたりしやすい場所でもあります。
それではまず、足に現れている痛みをチェックしてみましょう。
- 足全体が重い
- 足首やかかとが痛い
- 足の疲れがとれない
- 足がつる
これらの痛みは、急に長距離を歩いたり、スポーツを長時間行ったりすることで起こることがあります。
しかし、体の状態や日常生活の中の問題で起こっている可能性もあるのです。
つまり、足の痛みを改善するためには、原因を取り除くところから始める必要があるということです。
よくある「足の不調」症状と原因について
足が痛いと、歩くこと自体が億劫になり、それが運動不足の原因になることがあります。
すると今度は、運動不足による血行不良が起こり、肩や腰が凝るなどのトラブルが起こりやすくなるのです。
それでは、よくある足の不調の原因について見ていきましょう。
立ち仕事や激しいスポーツによる痛み
立ち仕事の時間が長い、激しいスポーツを長時間行うなどで足の筋肉に疲労物質が溜まると、足全体が重く感じたり、鈍い痛みを感じたりすることがあります。
また、むくみで足がパンパンに張ってしまうこともあります。
肥満による足への負担
肥満で足にかかる負担が大きくなると、股関節や膝関節、足首に痛みが出ることがあります。
このような痛みは、関節の炎症や筋肉・腱の損傷、骨の異常などによって引き起こされます。
歩き癖や合わない靴による悪影響
もともと姿勢が悪い、片方の足に重心をかける癖があるなどで体が左右のいずれかに傾くと、知らず知らずのうちに左右のいずれかに重心がかかる歩き方をしていることがあり、重心が傾いている側の足に痛みが現れることがあります。
また、足に合わない靴を履き続けることで姿勢が悪くなることが、痛みの直接原因になることもあります。
血行不良や病気
歩くこと自体が億劫になって足の筋肉を使う機会が減ると、たまに少し歩いただけで足が痛くなることがあります。
また、足は普段からよく使う場所で、怪我をしたり病気を発症したりしやすいと考えられており、これらのいずれかの原因によって痛みが現れることもあります。
なお、怪我や病気による痛みは、原因や痛みのレベルによっては安静に過ごすことで自然治癒を目指せる可能性があります。
反対に、軽症だと思っていても痛みがなかなか引かない怪我や、明らかに異常が起こっていると見て取れる場合では、速やかに整形外科を受診し、改善を目指すことが大切です。
代表的な病気
- 筋肉疲労や疲労骨折
- 変形性関節症
- 外反母趾や足底腱膜炎
- 下肢静脈瘤
整形外科における足の治療方法
足の痛みの原因はさまざまですので、原因や現在の状態に適した方法で改善を目指す必要があります。
運動療法
足の酷使やスポーツによる筋肉疲労による足の痛みは、ひとまず安静にして筋肉を休ませることが大切です。
その上で、必要に応じて筋トレやストレッチなどで改善を目指すことになりますが、肥満の場合では、運動療法に加えて食事による治療が行われることがあります。
関節内注射
関節に生じている痛みは、ひとまず鎮痛剤の服用や外用薬の塗布で様子を見て、改善が目止められない場合では、ステロイド注射やヒアルロン酸注射での対応となることが多いです。
また、症状が重い場合では、内視鏡などによる手術での対応となる可能性もあります。
器具の装着
外反母趾を発症すると足先が変形することがあり、この状態は器具の装着で改善を目指すことがあります。
ただし、重度の場合では手術での対応となる可能性があります。
血管内治療や着圧ストッキングなどの着用
進行した下肢静脈は、カテーテルによる血管内治療での対応になることがあります。
また、軽度の場合では、ひとまず着圧ストッキングなどを着用して改善を目指すこともあります。
整形外科の足治療はこんな方におすすめ
奥山整形外科では、痛みをはじめとする全身の不調に対応しています。
慢性的な不調や違和感、痛みはもとより、スポーツや交通事故などによる突発的な外傷や違和感、痛みにも対応可能です。
違和感や痛みには、放置することで症状が改善されていく種類もありますが、思いがけない疾患によって症状が現れている可能性も否定できません。
特に後者の場合では、放置することで自然治癒することはなく、早期の治療が重要です。
少しでもおかしいと感じたら、迷わず当院にお越しいただき、お悩みをお聞かせくださいね。