体の中心「胸・背中・腰の不調」は整形外科で改善を目指そう
胸や背中、腰は体の中心にあり、体を支える重要な役割を担っています。それだけに、知らず知らずのうちに酷使することで、不調が起りやすくなっているのも胸・背中・腰なのです。今回は、胸・背中・腰に起こりやすい不調と、これらの不調の改善を目指す整形外科での治療方法をご紹介していきます。

CHECK!痛みのチェック項目
胸や背中、腰にいつもとは違う異常が現れた場合、真っ先に疑うべきは外傷の可能性ですが、実は、体の内部の問題で痛みが発生しているケースもあるのです。
- 寝起きや深呼吸時、咳で胸が痛む
- 転倒後から胸に圧迫されるような痛みがある
- 背中や腰に張るような痛みがある
- 腰の痛みで歩行が困難
- 痛みとともに腰が曲がってきた
これらの痛みの中には、外傷によるもので自然治癒できる種類や、放置することで悪化する種類があります。いずれの場合でも、少しでもおかしいと感じたのなら、整形外科を訪れて以上の有無を確認しておくことをおすすめします。
「胸・背中・腰の不調」の原因とは
胸や背中、腰の不調には、外部から受けた衝撃などによる怪我と、内蔵の疾患に分類されます。
そして、その中には整形外科ともに内科での受診が必要な種類もありますので、まずはご自身に起こっている不調の種類をしっかりと見極めることが大切です。
左胸や肺、肋骨にチクチクする痛み、または鈍い痛みがある
左胸がチクチク痛む場合では、心臓や左側の肺に異常が起こっている可能性を疑わなくてはならないでしょう。
たとえば、左胸の痛みとともに脈が乱れている場合では不整脈、肺の痛みは肺気胸や肺炎の可能性が否定できません。
そしてこれらの病気の疑いがある場合では、内科での診療が必要になるでしょう。
反対に、痛みの原因が臓器ではないと考えられる場合では、神経や骨の異常が痛みの原因となっている可能性が考えられます。
背中の強い張りや痛み
背中の強い張りや痛みも、心臓をはじめとする臓器の異常で起こることがあり、この場合では内科での診療が必要になります。
一方、筋肉痛のような痛みが続いている、長距離を歩き続けることが困難な場合では背中の神経に異常が起こっている可能性を疑う必要があるでしょう。
また、腰の痛みでまっすぐに体内ときには、、加齢による骨粗しょう症の可能性が考えられます。
代表的な病気
- 肋間神経痛
- 胸椎椎間板ヘルニア
- 脊椎管狭窄症
- 圧迫骨折による脊椎変形
整形外科における治療方法
胸や背中、腰は体の中心に位置しているため、どれか1部位に不調が起っただけで、体全体に悪影響が及ぶ可能性があります。
それでは、整形外科で受けられる胸や背中、腰の治療方法をご紹介していきます。
薬物療法、温熱療法
薬物療法は内服薬の服用や外用薬の塗布、温熱療法は患部を温めることで血行を促進し、痛みの改善を目指す方法です。
なお、これらの方法は、比較的軽い症状に適しています。
神経ブロック注射
生活に支障をきたすレベルの強い痛みに対しては、ひとまず神経ブロック注射で対応することがあります。
この治療は一時的な方法ではありますが、痛みの緩和だけでなく、筋肉の緊張を和らげたり、発痛物質の放出を抑制したりする働きもあるとされています。
手術療法
手術療法では、痛みの元凶となっている神経を取り除いたり、骨を固定したりすることで患部の痛みや変形の改善を目指します。
なお、手術は切開する方法もしくは内視鏡を用いる方法で行われますが、いずれの場合でも、術後しばらくの間はコルセットで患部を固定することになります。
整形外科の胸・背中・腰の治療は
こんな方におすすめ
奥山整形外科では、痛みをはじめとする全身の不調に対応しています。
慢性的な不調や違和感、痛みはもとより、スポーツや交通事故などによる突発的な外傷や違和感、痛みにも対応可能です。
違和感や痛みには、放置することで症状が改善されていく種類もありますが、思いがけない疾患によって症状が現れている可能性も否定できません。
特に後者の場合では、放置することで自然治癒することはなく、早期の治療が重要です。
少しでもおかしいと感じたら、迷わず当院にお越しいただき、お悩みをお聞かせくださいね。